
眼窩にはるかに見えるウィンダミア湖は雲、光の加減で変化をする。
今朝は、かすかに虹が見えていた。
雲間から日がさすとそこだけが光り輝き、シャドウの部分との差がはっきりと感じられる。
素晴らしいロケーションにこのホテルはある。
ウインダミアの町の中心よりは少し離れてはいるが、静かなよい場所に立っている。
このホテルの名前は、Lindeth Fell Country House Hotel となっている。
Lndethはここの地名であるが、その次の Fell は直訳すると、「落ちる」である。
いろいろと調べてみると、かってこの土地を支配した民族の言葉であると「丘」である。
それでやっと納得ができたのである。
このすぐ下には、やはり、よく似た名前のホテルがある。
間違いやすいので、私も最初と惑ったが、ウエブページに掲載されていた写真と違うので、ほかを探して、ここに行き着いたのである。
昨夜は、赤ワインを少し飲みすぎて、部屋に戻るなり、バタン・キューとベッドに倒れこみ朝まで直通で眠ってしまった。
朝のメニューは、二人ともリンデス風の朝食、即ち、イングリッシュブレークファストのリンデス風ということである。
ベーコンが一枚、ソーセージが二本、ブラウンマッシュルーム、焼きトマトが一つを半切りにしたもの、卵は、目玉焼き(Fried)スクランブル(Suqueranbul)ゆで卵(Boiled)からの選択。
牛乳・オレンジジュース・グレープフルーツジュース、フルーツポンチ、ヨーグルト、コーヒーまたは紅茶。





キーリッグに向かう。
キーリッグからは、峠を越えて、バターミア湖に向かう。
峠には、スレートの鉱山があり、今もスレートを採掘し加工を行っている。
製品化を図り、お土産品にしている。難点は重いことである。
おしゃれな製品が多い。 しかし、今日の峠は横殴りの雨が吹きつける最悪の気象状態ある。
行き交う車もライトをつけている。
左右の山々は中腹から上は、雲の中である。
その中をバターミア湖に向かって下ってゆく。
この天候の中でも、トレッキングを行っている人もいる。
今日の予定は変更し、そのまま北上を続ける。
A56 の交差点近くで、羊毛の展示などを行っているセンターがあるので休憩を兼ねて入ることにした。

そこを出て、A56を東に向かう。
キーリッグへの案内を見送って、さらに、東に向かう。
目指すのは環状列石と呼ばれる古代の遺物である。 気温は13度かなり寒い。
このような辺鄙なところにも、多くはないが、次々に人々が訪れている。
小高い岡の上にあるこの遺跡は、イギリス国内にかなりの数が見られたが、開発に伴いほとんどが姿を消しているそうである。
ここは辺鄙なところなので、そのまま残っているという。
何のためのものか、未だに判別ができないという。





