

ワイシャツにベストそれにジャンバーを着ても丁度良い位である。
町を歩いていると、それでも、半そでシャツの人やノンスリーブの女性を見ると感覚が麻痺してしまいそうである。
ロンドンだけでは無い、エディンバラやもっと北のインヴァネスでさえそうなのだから、体感気温の所為としか言いようがない。
今日は、午後6時55分ヒースロー空港発の日本航空J422便で帰国の途に着く予定である。
日本航空のヒースローカウンター(0845-7747777)に電話しても、留守電が応答するだけである。
ロンドンの日本航空のカウンター(0345-7747777)に電話すると、最初は自動音声で回答があり、1をプッシュすると担当者が出た。
ヒースロー空港のチェックイン時刻は、出発の3時間前であり、それまでは誰もいないとのことであった。
重い多くの荷物を空港に先に持ち込み、その近辺、若しくはロンドンに舞い戻り出発までの時間を観光に引き当てようとの目論見は外れた。
ホテルのフロントに聞いてみると、ラゲージルームがあるとのことで、チェックアウト後、一旦、そこに荷物を入れてからロンドン市内の観光をすることにする。
エアーバスの乗り場まで普通に歩けば10分も掛からないだろうけれども、重い荷物を持ったら、15分はかかると計算して、2時6分のクインズウエイのバス停発に乗る予定にする。
逆算すると、ホテルには、午後1時40分までには帰りたい。
11時なので、2時間40分はあると、まだ行っていないピカデリーサーカス(地名でサーカスを見られるわけではありません。)に行こうと、地下鉄の駅に急ぎました。
クインズウエイ駅よりセンターラインに乗り、途中、乗り換えてピカデリーサーカスに行く積りで、今日は、その都度、切符を買うことにして、ゾーン1の切符を(1.60ポンド)自動販売機で買いました。
さて、目的方向のホームに降りて大勢の他の乗客たちと待っていると何時もはすぐに来る電車が中々来ません。
反対車線のほうは来るのに、何故かおかしいと思っていたらアナーウンスがあり、それを聞いた乗客がホームから上がっていくではありませんか。
これは、何か事故でもあったのかと、サークルラインだから、反対方向からでも良いと考え反対側のホームから丁度来た電車に乗りました。
ところが、動き出してしばらく進み、次の駅の手前で駅名のアナーウンスが終わった途端、電車は止まってしまいました。
暫くして動き出したのですが、次の駅を出発して直ぐに又、止まってしまいました。
何のアナーウンスもありません。
又、電車はトロトロと動き出して、次の駅までたどり着きました。
駅員が車両に入ってきて、この電車はキャンセルになりましたといって、乗客を降ろしています。
何か、「ブッシュイング」と聞こえたように思います。
追突でもしたのでしょうか。ここの駅は三線が交差しているので、ピカデリーサーカスへは、ここから乗り換えなしで行けます。
どなたかの本にかいてあったことが現実に起こるとは、これが英国なのかと、呆れるというか、納得というかいい経験をしました。
空港へ行くラインでこんなことが起きたら、出発に間に合わなくなってしまうかも知れない。とも思いました。
生憎と今日は日曜日、ピカデリーサーカスでは、いつもは賑やかな通りも休んでいる店が多くて残念でした。 ピカデリーサーカスは、美術館もありロンドンの繁華街として有名ですが、生憎と日曜日のこともあり、有名なお店や、美術館の前の通りにある画商などは殆どが休みです。
映画館などは営業をしています。三越百貨店も営業していましたが、時間が気になり一回りしただけで帰り道につきました。
ホテルに帰り着いて、ラゲージルームより荷物を引き出し、フロントにタクシーを依頼して待ちました。
ホテルからヒースロー空港まで、55ポンドでした。空港には、午後2時20分頃到着しました。
直ぐに、購入品の免税手続きを行いました。
高いブランド品などは購入する余裕がありませんから買っていませんが、英国は悪名高きVAT(日本で言う消費税)が17.5%もかかっているのです。
免税手続きをすると約13%が返還されます。
返還の口座等によっては手数料が高くなりますので、クレジットカードの口座に返還を依頼するのが、一番良い方法と聞いています。
購入時は現金、TC、クレジットカード等、何でも良いので購入先で旅行者としての免税を申し出て用紙の交付を受けておかねばなりません。
現品との照合があるのが普通なのですが、私の場合は、小額だったからでしょうか、現品との照合などはありませんでしたし、税関の承認印を貰った用紙を指定の封筒に入れて投函することもありませんでした。
税関の職員が承認印を押して手元に保管して控えだけを返してくれました。
JALのカウンターに行くと、まだ、2時30分なのに、もう搭乗手続きをしているではありませんか、もう少し早く着けばよい席があったのにと少し残念でした。
32J・32Kでした。31は前が少し広くて快適なのですが、先着順に割り当てられますので仕方ありません。
機体の揺れは、前部の方が少ないようです。 預託荷物が大変でした。
ガイドブック・地図などを持っていった上に現地で購入し、パンフレットなども資料として持ち帰ろうと集めたからです。
それに、35mmカメラ一式、ソニーのビデオカメラ、三脚、ビデオテープが60本、35mmフィルム40本、ノートパソコン一台、その他、ワイン、スコッチウイスキーなどがあり、酒類は機内持込にするのでリュックサックに入れました。
ガイドブック・地図、パンフレット、35mmカメラ一式を入れたパッケージ分が、サービス重量30Kgを見込んでも、なお、オーバーするというのです。
最近は厳しくなりましたのでと言われ、他のお客様も今まで同じケースで4回も往復しているのに今回は何でや!と大変な剣幕でしたがどうなったかは結果については知るところではありません。
私の場合は、「追加料金550ポンドです。」日本円にして約11万円です。
何とかならないものかとフロントの女性に困った顔をしたら、こんな方法もありますがと、お土産などの別送品にすればお安くなりますとのことでした。
それでも、90ポンド(約17000円)を払う羽目になり、そのパッケージの鍵も預かるといわれました。
税関で検査をするとのことです。
変な雑誌などは買っていませんでしたから安心はしていますが、到着までに4日乃至5日かかるとのことで、関空に到着時に税関に提出する書類を二部用意してもらいました。
後は、機内持ち込み荷物だけなのですが、リュックサック2個、ビデオカメラ、ノートパソコン、割れ物の小物などがあり移動には大変でした。
昼食は、カフェテリアで済ませました。セルフサービスですが、色々あります。
ナンとカレーのセット4.95ポンド、紅茶1.5ポンド、コーヒー1.5ポンド計7.95ポンド・日本円1470円が昼食代でした。
搭乗は20分前から始まりました。
最初はファストクラス、次はビジネスクラス、そして最後は、我々のエコノミークラスです。
イージージェットでインヴァネスからロンドンに飛んだときは、障害者、子供連れ、一般の搭乗手続き順でした。
もっとも座席の指定はありませんでしたから、優先順ごとに好きな席に座ればよいのですが、英国と日本の考え方の違いをこんなところで学びました。
社会的弱者を優先させる考え方です。
それから見ると日本はまだまだなのか、と考えさせられました。



