Bangol・Beaumaris・Caernafon

J_23th2002

 昨夜も風が強く夜半には、表のドアーを開けるには力が要るほどでした。

今朝は、風は少しおさまっていますが、入江を隔てて見える前面のスノードン山は頂からかなり下まで厚い雲に覆われています。

 前の海は、少しずつ潮が満ちてきています。
ここの海は遠浅で今は岸辺から100メートルぐらい前まで海底が見えています。
昨日は、ウインドウサーフィンをしていたところは、今は、砂浜です。
そういえば、昨日、A55をこのスランディドウノウに帰ってくるとき海が、先のほうまで砂浜が露出していました。
遠浅で干満の差がかなりあるところなのです。

 この部屋からは、前面の湾を隔てて見えるスノードン山塊の表情が、時々刻々と変わり飽きることがありません、今は日が射し対岸の砂浜が白く輝いて見えます。
低い前山は岩山の上に草が一面に生えていて木は一本もありません下のほうには木が見えますが、ここは年中風が強いところのようです。

今日は、A55を西に向かい、まず、バンゴールに入ります。 
Menai Bridgeを渡り、アングルシー島に渡ります。そして、西に向かいます.

ここBeaumarisはとても美しいところです。
今朝、Bangorのスーパーで買い物をしていた時に声を掛けた日本人の女性に、今住んでいるBeaumarisはこの辺りでは一番美しい所ですと言われてきたのです。

ここには、古城があります。BeaumarisCastleです。
ここの駐車場は広く海岸に面していて、前面が芝生に覆われています。
お城の前のホワイトホテルの前庭では、バンドが演奏の準備をしていました。
入場料を支払い、城門にかかる橋を渡ると、城内に進みます。


城内には城壁に登れるようになっている通路もあるのですが。とても狭く人がどうにか、行き違いができる状態です。
城壁の中には、教会の跡も残されていました。
城の塔の上には、ウエールズの旗と、このBeaumarisの旗が掲げられ風にはためいていました。


城壁の上からは、東には、我々が滞在しているスランディドノウが海を隔てて望めます。
南には海峡を隔ててバンゴールの町が見えます。
北には、緑豊かな牧場が広がり、羊たちが草を食んでいる風景が望まれます。
ここも風は強く、帽子を飛ばされそうになります。

 丁度、城壁の上にいるころ、先ほどのホテルの前庭で準備をしていたバンドが演奏を始め、風に乗って聞こえてきました。

男性のコーラスは豊かな声量で多くの人が前庭に集まっているのが見えました。

 あっという間に、午後三時を過ぎ、少しお腹もすいてきたので、今朝、バンゴール市内のスーパーで買い物をしたものを、芝生の上に広げてピクニック気分で食べ始めました。

 この一週間、お米は口にしていませんので、妻が欲しがるもので、惣菜コーナーの中華惣菜の中から三種類を選びました。
お米は長いお米でタイ米に近く、パサパサでした。焼きそばはそばが日本風のものでした。
ほかに、おいしかったのは。七面鳥のローストの薄切り、チキンの照り焼き、洋梨でした。

 昼食を終えて、東に移動を開始しました。
途中、バンゴールピア(海峡に突き出た桟橋)から見えたおしゃれなフランス風のお城Plas Rhianfaを訪れてみたのですが、入り口のベルを押しても誰も出てこないので諦めて、次に進むことにしました。

 今度は、海峡を渡る橋A55に架かるBritania Bridge を渡り、A487を西に向かいます。

まもなく、Caernafonに着きました。
ここには、プリンス オブ ウエールズの戴冠式が行われたCaernafonCastleがあります。


Caernafonの市内に入ると、コンウイと同様に城壁が市内を取り巻いています。
メインのお城には、やはり、ウエールズの旗と、このCaernafonの旗が風にはためいています。
お城の西側の駐車場に車を止めると、後ろはCaernafon城、前は川です。
丁度、干潮のときにあたり、係留されているヨットがたくさん見えます。
お城の城門を入ると、よく手入れされているのがわかります。

 今日は、古代の衣装を身に着けた人たちが、楽団に合わせてダンスをしていました。


広い城壁の中をあっちへ行ったりこっちへいったりしているうちに時間は過ぎて城門は閉ざされてしまいました。

 ほかにも取り残された人たちもおり、「今夜は芝生の上で泊まるのか」などと冗談を言い合っていました。
係りの人が来て城門を空けてくれたので外に出ました。
もう、六時を回っているのに、日本であれば、夏の午後三時ごろの感じです。
一路ホテルに帰ることにしました。
今夜がWalsの最後の夜です。
明日は湖水地方に向かいます。
スノードン山に登れなかったのは大変残念ですが、ほかにも素晴らしいところを回れたので満足しなければなりません。

 今日は夕食の前にバーに行き、妻にはジントニック・私は、カンパリーの水割りを頼みました。
30分ほどしてから、レストランに行きました。

食事は昨日と同じ午後八時ごろから始めました。
妻は、ラガー半パイント・海老のシュリンプ・ローストビーフを注文し、私は、ラガー一パイント・ブロッコリーのスープ・サーモンのグリルをオーダーしました。
これらは、日替わりメニューのそれぞれの三種類の中から選択します。
パンは、今夜も少し固めのロールパンでした。
パンはそのほかに薄く切ってお煎餅のようにパリパリに焼いたものが、朝と同じくサービスされます。
デザートなどは、昨日と同じです。
今日のローストビーフはウエールズ風なのでしょうか、スーパーなどで売っているのは、我々が、普通に見るローストビーフなのですが、こちらのは、薄切り牛肉のステーキです。
味はよいのですが、見た目はこれがローストビーフと思いました。



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